東京電力エナジーパートナーの解約方法は、引越しなら公式Webでの使用停止申込み、現住所で他社へ切り替えるなら新しい電力会社への申込みが基本です。この記事では、家庭向け電気の解約条件と手順、最終料金、くらしTEPCO webの扱いをまとめます。
東京電力エナジーパートナーの解約条件一覧
| 確認する項目 | 家庭向け電気の解約条件 |
|---|---|
| 引越し・電気の使用終了 | TEPCOの公式引越しページから使用停止を申し込む |
| 現住所で他社へ切替 | 新しい電力会社が原則としてTEPCOの停止手続きを代行。切替先から追加手続きを求められる場合は、その案内に従う |
| Webの新規申込み | 原則、当日から31日先まで。設備・申込内容・年末年始などにより選べない日がある |
| 停止時の立会い | 原則不要。設備や現地作業の状況により必要になる場合がある |
| 最終料金 | 従量電灯Bなどは基本料金等を日割りし、電力量料金は対象期間の使用量で精算 |
| プレミアムの期中解約金 | 1年契約3,000円、2年契約5,000円。満了日から遡った2か月の間、プラン変更、引越しによる解約は対象外。金額は税込 |
| くらしTEPCO web | 電気の解約と会員退会は別手続き。会員退会だけでは電気の停止にならない |
申込みの入口は公式の引越し・使用停止ページ、新規受付期間はWeb申込みの受付期間で確認できます。
サービス概要
東京電力エナジーパートナーは、東京電力エナジーパートナー株式会社が家庭へ電気を小売供給するサービスです。従量電灯B・Cのほか、スタンダード、プレミアム、オール電化向けのスマートライフなどがあります。提供対象は沖縄県・一部地域・島嶼地域を除く全国ですが、選べるプランと単価はエリアごとに異なります。
以下の料金例は、関東エリアの従量電灯Bです。対象エリアは栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉・東京(島嶼地域を除く)・神奈川・山梨・静岡(富士川以東)。従量電灯Bの契約電流は10~60Aで、料金は基本料金、使用量に応じた電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金で構成されます。
従量電灯Bの代表単価と2026年11月の改定
2026年10月29日確認時点の公式単価です。金額は日本円・税込で、基本料金は1か月、電力量料金は1kWh当たりです。
| 項目 | 2026年10月31日まで | 2026年11月1日以降 |
|---|---|---|
| 30Aの基本料金 | 935.25円 | 1,176.18円 |
| 最初の120kWhまで | 29.80円 | 29.85円 |
| 120kWh超~300kWhまで | 36.40円 | 36.45円 |
| 300kWh超 | 40.49円 | 40.54円 |
表には燃料費調整額と再エネ賦課金を含みません。基本料金は契約アンペア数で変わります。従量電灯Cは6kVA以上の容量契約で、上表の30Aとは契約単位が異なります。詳細は従量電灯B・Cの公式料金表を確認してください。
2026年11月1日には託送料金の変動分を反映する改定があります。改定日をまたぐ料金は新旧単価を日割りして計算するため、「11月に請求される料金の全額が新単価」とは限りません。月途中の解約による日割り精算とは別の計算です。公式の料金改定案内も確認してください。
30A・300kWhの料金概算
通常の1か月分として、関東エリアの従量電灯B・30Aで300kWh使用し、2026年10月分の燃料費調整単価を適用する場合の参考計算は約9,527円です。各単価は税込・日本円で、割引、有償サービス、帳票等の追加費用は含めません。
| 内訳 | 計算 |
|---|---|
| 基本料金 | 935.25円 |
| 第1段階の電力量料金 | 120kWh×29.80円=3,576円 |
| 第2段階の電力量料金 | 180kWh×36.40円=6,552円 |
| 10月分の燃料費調整額 | 300kWh×マイナス9.30円=マイナス2,790円 |
| 再エネ賦課金 | 300kWh×4.18円=1,254円 |
| 端数処理前の合計 | 935.25+3,576+6,552-2,790+1,254=9,527.25円 |
燃料費調整単価のマイナス9.30円には国の支援による値引きが含まれるため、同じ支援額をさらに差し引きません。再エネ賦課金の4.18円/kWhは2026年5月分~2027年4月分の単価です。計算条件や端数処理があるため、この例を実際の請求額や全国共通の月額料金とは扱わないでください。
請求は月ごとですが、料金の算定期間は計量期間等によるため暦月と一致するとは限りません。燃料費調整単価は毎月変動し、従量電灯などの規制料金とスタンダードなどの自由料金では上限の有無も異なります。11月以降や別プランの料金には、この10月の概算を流用できません。公式の燃料費調整単価一覧、再エネ賦課金の公式単価、エリア別の料金プラン一覧を確認してください。
東京電力エナジーパートナーの解約手順
引越し・使用終了で電気を止める場合
- 検針票または契約情報画面で、お客さま番号と契約プランを確認します。
- 公式の引越しページを開きます。
- 「引越しのお手続きをはじめる」から「停止を申込む」を選びます。
- 注意事項を読み、「上記注意事項について同意しました」を選択します。
- 「停止する契約の特定に進む」から、停止対象の契約を特定します。
- 停止希望日などを画面の案内に沿って入力し、申込みを完了します。
- 受付結果とWeb受付番号を保存し、申込内容の確認ページで停止対象と日付を確認します。
新居でもTEPCOの電気を使う場合は「停止と開始をまとめて申込む」を選べます。複数の電気契約がある場合は、契約ごとに停止申込みが必要です。申込み方法の区分は公式の申込み・解約手続き案内に掲載されています。
くらしTEPCO webから進む場合の導線は、「各種お手続き」→「契約内容の確認・変更」→「契約に関する各種お手続きをする」→「お引越しの手続き」です。
同じ住まいで他社へ切り替える場合
- 新しく契約する電力会社へ切替えを申し込みます。
- 切替先が案内する供給開始日と手続き内容を確認します。
- TEPCOへの追加手続きが指定されている場合は、その案内に従います。
同じ使用場所での切替えでは、原則として新しい電力会社がTEPCOの利用停止を代行します。引越し用の停止申込みを先に行う手順にはしないでください。TEPCOへの追加手続きが必要かは、切替先の契約内容・案内で確認します。公式ページの他社切替案内でも、新居へ移る場合と現住所のままの場合を分けています。
解約前に確認すること
電気を最後に使う日と立会い
Web申込みは原則当日~31日先まで受け付けますが、当日・翌日を選べない設備や申込内容もあります。退去日が決まったら、受付期間内に停止を予約してください。
電気の停止は原則として立会い不要です。ただし、遠隔操作に対応しない設備や現地作業が必要な物件などでは、立会いが必要になる場合があります。公式解説では通常、停止当日の深夜0時まで使えるとされていますが、設備によって終了時刻が変わるため、終日利用を一律には保証できません。申込内容と設備に応じた案内を確認してください。公式の電気引越しQ&Aに、利用時間と立会いの説明があります。
退去時のブレーカー操作は公式の注意事項に従います。給湯器や配管の凍結防止設備がある場合は、電源を切ることで破損するおそれがあるため、管理会社等に確認してください。
日割り精算と最後の支払い
従量電灯Bの解約では、基本料金等を日割りし、電力量料金は対象期間の使用量で計算します。段階料金の120kWh・300kWhという区分も日割り調整の対象です。再エネ賦課金は対象期間の使用量で算定するため、普段の月額総額を単に30で割る計算にはなりません。
約款上の料金算定期間は、原則として契約消滅日の前日までです。申込画面の「ご使用停止日」と約款上の消滅日を同じ日とみなして最終利用日を逆算せず、申込みで指定する利用終了日を確認してください。従量電灯の料金算定・日割り規定に計算方法が定められています。
関東エリアのスタンダードも、解約などの場合は使用日数に応じた日割り計算を行います。詳細はスタンダードの重要事項説明を確認してください。最終使用分は現在の支払方法で精算するため、電気を止めても最後の請求分の支払いは残ります。
プレミアムの期中解約金
プレミアムS・L、プレミアムプランでは、契約期間満了日から遡った2か月の間以外に解約すると、1年契約で3,000円、2年契約で5,000円の期中解約金が発生します。いずれも税込・日本円です。プラン変更や引越しによる解約では発生しません。
この期中解約金を、従量電灯Bや長期契約割引のないスタンダードSの通常解約へ当てはめないでください。契約プランは公式の解約金FAQと照合してください。契約容量の設定・増加後まもなく解約する場合などの工事費等の精算は、期中解約金とは別の約款条件です。
ポイント・会員退会・セット契約
電気を解約しただけで、くらしTEPCO webの登録情報が削除されるわけではありません。会員を継続すれば、使用停止後も最大過去2年分の料金・使用量等を閲覧できます。
くらしTEPCOポイントは、電気解約後も300ポイント以上あれば提携先ポイントへ交換でき、有効期限は獲得日から2年後の月末です。一方、会員退会をするとポイントは失効し、受取予定の特典も受け取れなくなります。退会後に登録情報を復活させることもできません。公式のポイント残高・有効期限案内を確認してから、退会を判断してください。
会員退会は、最終請求分までの支払いが終わっていない場合や、対象の有償サービスを契約中の場合などにはできません。退会を希望する場合は、くらしTEPCO webの退会条件を確認したうえで、同ページの退会用フォームから申し込みます。
電気とガスをセットで契約している場合は、電気停止とあわせてガスを継続するか止めるかも確認してください。対象プランのガスセット割は電気料金から毎月102円(税込)を引くもので、一括請求ができなくなる場合などに終了します。住宅設備・家電修理等の有償サービスも、電気とは別に契約状況を確認します。太陽光発電等の売電契約をTEPCOと結んでいる場合は、公式引越し案内で電気の使用停止日と同日に解約するとされています。
最適な解約タイミング
ここでの最適な解約タイミングは、同じ費用で最も長く電気を利用できる時点です。
従量電灯Bや長期契約割引のないスタンダードS・Lを引越しで止める場合は、基本料金等の日割りと使用量の精算があるため、最後に電気を使う日を停止希望日にするのが基本です。月末や検針日まで延ばしても、同じ料金のまま利用期間だけが延びる仕組みではありません。停止の予約は受付期間内に早めに済ませて構いません。
プレミアムを引越しで解約する場合は、期中解約金の免除対象です。引越し以外の他社切替えでは、満了日から遡った2か月の免除期間と切替先の開始日を確認します。ただし、待つ間も電気料金が発生するため、満了まで待てば必ず総支出が最少になるとは限りません。使用量や切替先の料金を含めずに、同じ費用で最も長く使える日を一律には判断できません。
現住所での他社切替えは、切替先の供給開始日と旧契約の終了を合わせます。TEPCO側の引越し停止日を先に決めず、新しい電力会社の案内に沿って進めてください。
解約できない・停止日を変更したいとき
希望日が選べない場合は、Webの受付期間と画面に表示される選択可能日を確認します。メンテナンス中は終了後に再度開き、設備・申込内容による制限は公式の手続き案内で該当する区分を確認してください。
Web申込済みの内容は、申込内容の確認ページを開いたあと、画面下段の「変更する」「取消する」から操作します。Webで変更できる電気の項目は、使用開始日・使用停止日です。引越しページのWeb変更・取消期限は、停止・開通予定日の1営業日前(公式表記「午前12時まで」)です。電気停止のチャットでの日付変更・取消は停止日当日の16時までで、Webの期限とは異なります。
取消後にWebで申し込み直せるのは3営業日後からです。日付だけを変える場合は、先に変更の可否を確認してください。チャットの案内が表示されない場合は、ページの再読み込みやポップアップブロックの設定を確認します。詳細は申込内容の確認・変更・取消FAQにまとまっています。
よくある質問
解約申込みをしたら、その場で電気が止まりますか?
将来の停止日を予約した場合、申込み直後に電気が止まる手続きではありません。指定した停止日と設備に応じて終了します。当日の申込みでは選択可能日や手続きの締切を確認し、その日の停止が必ず間に合うとは考えずに進めてください。
月途中に解約すると、1か月分を全額請求されますか?
従量電灯Bは基本料金等を日割りし、電力量料金を対象期間の使用量で精算します。関東エリアのスタンダードも解約時の日割り規定があります。プレミアムなど別の料金体系では、契約プランの供給条件を確認してください。
電気の解約と、くらしTEPCO webの退会は同じですか?
別の手続きです。電気停止は契約の使用停止申込み、会員退会はくらしTEPCO webの退会用フォームで行います。最終支払い前には会員退会できず、退会するとポイントや過去の明細閲覧に影響するため、電気停止後も必要な情報を確認してから判断してください。
確認日:2026年10月29日。料金・受付条件は改定されることがあるため、申込み時の公式表示を確認してください。
